給料日の思い出

給料日と言えば思い出す。

合併前のカイシャは、給料日が28日でした。その理由は「銀行の繁忙日を避けよう」というものでした。旧カイシャは多くのビッグユーザーが銀行で、かつ給与の銀行振込化を始めた時期にはまだそれは多数派ではなく、紙の「銀行振込依頼書」を持ち込んで、それを銀行側の「キーパンチャー」が入力するという原始時代でしたので、一番繁忙な25日を避けようではないか、ということになったのです。

なので、旧カイシャは28日が給料日でした。ところがここでさらに珍妙なことをしており、振込みの大半は27日に行われていました。これは、法律の「支給日の原則」を守るためで、27日のうちに一度振込みをトライして、口座名義や番号が違っていて振込みのできない場合に、翌28日にまでに「組み戻し」というやり直しの手続をすれば、支給日には支払えるからですね。

これはやりすぎで、従業員側に誤りがあった場合にまで、カイシャがそんなに無理やり支給日に払う必要はありません。でも、当時はそんなことをやっていたのです。

当時私は給与の仕事をしていて、多かったのが新婚の人が奥さんの口座を振込先にしていた、というの。名義が違うので振込みできませんが、そう連絡すると、夫婦になったのだから他人じゃない、とか逆ギレされたなあ。「直接支払いの原則」があるからね。本人、ないし本人を含む共同名義の口座でないとダメなんだよ。

合併の段階で、相手の会社が普通に25日の支払いであることがわかりました。で、ウチのカイシャも、というか、新会社ももちろん25日となりました。28日はほぼ検討もされません。それは、旧相手会社の人は27日が引き落としである住宅ローンを借りている人が多数おり、その人たちが大変なことになるからです。

ところがここで驚いたことに、銀行に迷惑になるから、28日にするべき、と息巻く原始人たちが少数ながらいた、ということです。時代はとっくに変わっており、データ伝送の時代になっていましたから、28日なんて特異な日の振込みのほうがこの頃には迷惑度が高かったのですが、原始人にそんなことを言っても通じません。さらに、ローンを借りている人を殺すつもりですか、と聞いてみると、そんなの勝手に借りたのが悪い、という誠に原始人的な返事でした。

そのようにして合併後のカイシャは25日が支給日となったのですが、ここでまた違う分類の原始人たちが騒ぎ始めました。24日になぜ入っていないのか、というのです。今までは給料日とされている前の日に入っていたではないか、という言い分でした。これに関しては労務部門が、これまでが過剰サービスなのであって、これで普通なんです、と根気よく説得したらしいです。

25日になってもらうと、これまでは27日払いのクレジットカードの引き落としのために一ヶ月前からお金の心配をしなければならない状態から解放されました。やはり世の中全体が25日は給料日、という大原則でできているのですね。一部に10日や20日払いのところもあるようですが、あるいは公務員さんは違う場合もあるようですが、こういうことに関しては多数についたほうが有利ですね。

と、いうわけで、25日まで食いつながないとなあ。ただ、最近私の銀行のATMがひどく混むので、結局28日くらいまで引き出せなかったり。ダメぢゃん。

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